メイド喫茶での撮影について。

先日、いつも通りメイド喫茶巡りをしておりました。
まず最初にA店に入りました。
いつも通りまったりしていると、男性1人に子供7人連れの団体が入ってきて中央にある大きなテーブルに案内されました。
まあ、入店してきた時点で嫌な予感はしていましたが、案の定的中。
不用意に席をうろつくわ、自分のフォークがないとわめき立てるわ、食事マナーはなっていないし食べ方は汚いわで見ていて不愉快でした。
まあ、子供だし仕方がないかと思っていると、リーダーと思われる男性が席をうろつき、何をするのかと思うと子供達に「こっち向いてー」と言ってデジカメで写真を撮りだしたのです。
開いた口が塞がりませんでした。
周りの客もその男性のあまりの堂々さに唖然としていました。
しかし、メイドさんは3人くらいいたので誰かは気付いていて注意するだとうと思って静観していましたが、誰も声を掛ける様子もなく。
挙げ句の果てにメイドさんが暇そうに物販の商品をいじりだしたので、本を取りに行くふりをして席を立ち、メイドさんに注意して貰うようお願いしました。
私が本を取って席に戻るとメイドさんはその男性の所に行き、注意をしていました。
しかし、男性は悪びれている様子もなく、子供達に「何って言われたのー?」と聞かれて「メイドさんは撮ったらあかんねんてー」みたいなことを言っていました。
メイドさんどうのとかじゃなくて店内撮影禁止はメイド喫茶の大原則でしょう。
しかも、話を聞いている感じ、その男性はこの店に3回来たことがあるようでした。
それでもマナーを知らないって、一体どれだけ常識外れな人なのでしょうか。
こんな大人がリーダーとして子供達を引き連れているのが信じられませんでした。
A店を出た後はB店に行きました。
この店は某誌にクーポンが載った影響で、昼間は一般客が多い店です。
この日も案の定満席状態で私たちも席が空くまで待たされた後に席に案内されました。
明らかに客の人数に対して店員の数が足りておらず、手が回っていない状況でした。
いつものセットを注文し待っていると、40代くらいの夫婦らしき二人組の男性の方がテーブルの上をセッティングし、携帯のカメラを構えて撮っているのが見えました。
注意しに行こうかと思いましたが、側に店員がいたので気が付いているだろうと思い、静観していましたが、気が付いていないのか忙しいのか注意する様子もなく、その男性は何度もカメラで撮っていました。
結局、退店するまで店員が声を掛ける様子もなく、その夫婦は帰って行きました。
雰囲気を売りにしている店なので、不用意に店員に話しかけたり立ち歩いたりするのはあまり好きではありませんが、店員が注意しないくらいなら私が注意しに行けばよかったなと思いました。
その後、連れとメイド喫茶での撮影について語っていましたが、連れはメイドを撮らなければいいんじゃないかということを言っていました。
しかしながら、メイド喫茶での撮影禁止は大原則のマナーだと思うのです。
たとえ、被写体が客同士であったり、店内の装飾品やメニューであったとしても。
子供だからとか、携帯じゃなくてデジカメだからとか、個人利用の範囲内だからとかで済む問題じゃないと思うのです。
あるメイド喫茶では無断撮影が深刻であるという張り紙を店外に貼っています。
レジの側には最寄りの交番の電話番号を書いた紙が貼ってありました。
メイド喫茶での無断撮影や盗撮はそれほど深刻な物なのです。
メイド喫茶ブームの影響で、メイド喫茶がテレビや雑誌など、メディアに露出する機会が増えました。
ですがそれは取材だからと特別な許可を得て撮影しているものであって、本来は撮影できないものなのです。
オタク向けのメイド喫茶を楽しむためのガイド本はあっても、一般人向けのそのような本や番組はまだ見たことがないような気がします。
メイドさん萌え〜と謳っているだけではなくて、もっとメイド喫茶でのマナーというものを世間に知って貰うべきなのではないでしょうか。
そのためには、私たちコアユーザーが働きかける必要があるかもしれません。
もし、次に今回と同じような状況に遭遇した時は、自分から注意できるようにしようと思います。